レトロなデザインが人気の古銭いろいろ
古銭はレトロなデザインでも人気があります。
海外のコインよりも、日本の古銭は自国の歴史を感じるということで、外国の方にも人気が高いようです。
また、日本では、古代から近代までの長い歴史の中で、大量の貨幣が造られました。
中国のお金に倣って造られたのが始まりとされていますが、今までに造られた古銭の価値はそれぞれ価値が違います。
高額になりやすい古銭とは
買取業者で高値がつきやすいのは古いお金で、明治以前に造られたものは価値が高いものが多いです。また熱心なコレクターもいます。
例えば、江戸時代の古銭なら慶長大判があります。江戸時代の古銭のなかで最も高い値段がついています。現在の買取価格は約1,200万円と非常に高価で、もし持っていたら大発見でしょう。
鋳造数が16,565枚と少なかったために、現在では価値が高くなっています。詳しいことは不明でミステリアスな側面も持ち合わせているので、歴史的付加価値も加えられています。
大判・小判
大判小判は、純粋に素材が金なので価値が高いとも言えます。金の買取価格は日々変動しているので、買取価格は時価になります。骨董品としても価値がありますし、金という素材の価値もあります。
だいたいの相場は、大判なら10万円、小判なら5万円ほどです。小判の値段が下がるのは、単純に金の含有量が少ないのと、通常の貨幣として多く流通した歴史があるからです。一方の大判は贈答用として用いられていたため、希少価値が高いです。
金の価値は日々変化するので、売り時を逃さないことがポイントになります。
大判小判は、多少錆びていても金として価値が認められて高値がつくこともあります。小判には慶長や万延など時代によって種類があり、それぞれ価値が違ってきます。
大判小判を持っている場合は、高額査定してもらえる確率が高いので期待していいかもしれませんね。
大判・小判
他には、明治と大正時代の古銭も人気があります。比較的最近のお金ですが、コレクターが多くて売りやすいために、いい値段がつけられることが多いです。種類も豊富で素材、額面などもバリエーションがあります。高く売るためには状態がいい方が有利になるので、保管状態に気をつけましょう。
中国古銭
もちろん、古銭には外国のものもあります。アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国など様々な国のコインがあり、これらも買取業者で扱っています。
中国の古銭で人気があるのは、大清銀幣というもので、開運が期待できるということで人気があります。だいたい5万円ほどで取引されています。
他には、三字刀など刀の形をした古銭もあります。日本のお金はだいたい楕円形の小判型や円形に統一されていますが、中国では刀の形をしたお金がありました。これが三字刀で、刻まれた文字数が3文字なので三字刀といいます。他に同種類で、五字刀などもあります。三字刀は〜6万円が買取相場ですが、五字刀は80万円の価格がついたことがあります。
こういったレトロな古銭は、古びた感じを楽しむものです。
記念硬貨・記念コイン
また、最近でもイベント時になると鋳造される記念硬貨も、中には高額になるものがあります。人気があって高いのは、皇族シリーズで、天皇陛下御在位記念などの種類があります。他にも、日本国際博覧会の時に造られた記念硬貨などがあります。
最近では2020年の東京オリンピックに向けて、過去のオリンピック記念硬貨が高値でやり取りされているようです。イベントによって今までそれほど価値がなかった記念硬貨が高値になることもあるので、売り時はチェックしておきたいですね。
価値がつきやすい古銭の傾向として、鋳造された量が少ない、なんらかの事情で一般には流通しなかった、などということが挙げられます。また、一部の地域でしか出回っていなかった古銭も高額がつきやすいです。
現代貨幣
また、明治以降のお金よりも明治以前のお金は古いということで、価値が高くなる傾向があります。
すべてがこの条件に当てはまるわけではありませんが、頭の片隅に置いておくといいかもしれませんよ。
あと、最近のお金でもエラーコインは高値がつくことが多いです。例えば穴なしの50円硬貨が、オークションで20万円で落札されたケースもあります。穴なし5円硬貨はさらに珍しいので、もし見つけたらとんでもない価格がつくかもしれません。
古銭に限らず、最近のお金もチェックしてみるといいかもしれませんね。
磨いたらダメ！価値がさがってしまうことも
コレクターもその古銭に歴史を感じて楽しんでいるので、売るときにあまりピカピカに磨いていかないようにしましょう。
間違った洗浄でその価値が下がってしまうこともあります。
普通だと綺麗にしたほうが高く売れるものですが、古銭の場合は違います。強くこすってしまうと傷をつけてしまうかもしれませんし、せっかくの模様が剥げてしまうこともあります。
鑑定出来ないほど汚れている場合はホコリを払うくらいはしたほうがいいですが、水や洗剤を使って洗うというようなことは避けるようにしましょう。
