古銭を高額で買取してもらえる時期はある?

今まで高く売れなかった古銭が、急激に高騰するということがたまにあります。
例えば、景気が良くなった時、イベント開催時期、古銭ブームが起きた時、などに高額になることがあります。
景気が良くなると、それまで買い渋っていたコレクターたちが古銭を買い求められるようになるので、値段が上がる可能性があります。古銭商でもそれを見越して取引価格を上げるので、高額になる可能性があります。
2つ目はイベント開催時期です。他の2つはタイミングが掴みにくいかもしれませんが、イベント開催時期はだいたい時期が把握できます。
例えば、東京オリンピックなど国内で大きなイベントが決定すると、関連した記念硬貨の価格が高騰することがあります。例えば最近では東京オリンピック記念1,000円銀貨が1,500円〜1,200円、東京オリンピック記念100円銀貨が130円〜100円、長野オリンピック冬季競技大会記念5千円銀貨(1次)が5,000円です。長野オリンピック冬季競技大会記念の記念硬貨は2次、3次と続きますが、いずれも5,000円の買取価格がつけられています。
また、記念貨幣はセットになると買取価格が高くなります。長野オリンピック冬季競技大会(第1次)金貨単独プルーフセットが67,000円〜54,600円、長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)3点プルーフセットが72,000円〜60,000円となっています。
最近の狙いでいけば、長野オリンピック冬季競技大会記念の記念硬貨が高く売れそうです。
3つ目は古銭ブームがおきた時です。定期的にブームが来ることもありますし、何かの古銭関係のドラマが大当たりした場合に古銭の価値が上がることがあります。ただし、取引価格だけ上がって買取価格は変わらないという可能性もあります。
切手であれば企業のDMが増える前にまとめて売ると高くなるといった、正確な時期があります。しかし、古銭に関しては今は一部のコレクターが集めて喜ぶという類のものなので毎年周期的に高くなる時を当てるのは難しいです。
できるだけ高く売りたいならば、いくつかの業者に見積もりを頼んだ方がいいでしょう。相見積もりを取っておくことで、より高い買取額をつけてもらうことができます。
最近では出張買取なども行っていて、自宅に居ながらにして査定が受けられるようになっているので、とりあえず相談してみてもいいでしょう。その場合はキャンセル料無料のところに頼みましょう。