古銭買取の流れについて

古銭買取業者を利用する場合、出張、宅配、持ち込みの3種類の方法が主流です。
出張買は、査定までの流れが最もシンプルです。大量の古銭を査定してもらいたい場合でも、品物を用意して待つだけです。
業者によって詳細は異なりますが、まず最初に問い合わせのための電話をかけます。通話料無料のフリーダイヤルなどが用意してあるので、そこにかければOKです。査定希望日と売却予定の品物を確認して、訪問日時が確定したら予約は完了です。
あとは予約した日に査定員が自宅まで来てくれます。希望する場合は玄関先で鑑定してもらうこともできます。
提示された金額に納得できたら、その場ですぐに現金を受け取ることができます。
用意するのは本人確認書類と、古銭だけでOKです。
次は宅配買取です。
これは店舗まで古銭を持っていく手間が省けますし、全国どこからでも利用できるのがメリットです。
査定までの流れはやや面倒ですが、出張の時のように問い合わせると、発送の手順が説明されます。
次に売却予定の古銭と必要書類を一緒にまとめて、発送します。業者によっては宅配キットを送ってくれる場合もあります。書類はネットでダウンロードすることができます。
あとはお店で鑑定してもらい、結果が電話で連絡されます。疑問点があったらここで質問することができます。結果が満足であれば現金受け取りの流れになり、買取代金が指定した口座に振り込まれます。納得できない場合は、品物を返送してくれます。業者によっては返送料無料のところもあります。
もしくは、値段がつかなかったものがあって、なおかつ品物処分の同意書を書いている場合は業者側で処分してくれます。
持ち込み買取は、電話だけで予約申し込みができます。品物が1つでも鑑定してくれたり、待たされる心配が少ないのがメリットです。
事前に連絡を入れて店舗に行く日を伝えておけば、予約は完了です。
あとは店舗に古銭を持ち込んで、鑑定してもらいます。終わったら買取価格が提示されるので、納得できたらその場で現金を受け取れます。
宅配買取以外は、電話1本だけで予約がいれられるのでシンプルです。ただし、店舗までいく手間を考えると一番楽なのは出張買取です。
出張料無料で、キャンセル料や鑑定料も無料にしている業者が増えています。
注意点としては、押し買いなどの被害に遭わないようにすることです。変な業者に頼んで、貴金属などを安く買い叩かれないように注意しましょう。

遺品整理などで出てきた古銭を買取してもらうには、専門の買取業者に持っていくという方法があります。オークションなどより安全ですし、自分で写真を用意したり出品する手間も必要ないので楽です。
査定ポイントですが、鉄則は磨いたりせずにそのままの状態で査定してもらうことです。買取に出すからといって、ピカピカに磨く必要はありません。
ネットで「コインを磨く方法」などで方法を知ることができますが、古銭は古さを楽しむものなので、かえってそのままの状態で買取に出したほうがいい場合が多いです。
無理に汚れを落とそうとして傷つけてしまったり、歴史的な色合いを消してしまうと価値を下げることにつながります。自分で磨くことは避けて、まずは鑑定してもらうのが一番です。
紙幣の場合は破れていると価値が下がってしまうことが多いので、保管状態に気をつけましょう。間違っても、セロハンテープで補強するようなことは避けましょう。破れていたらそれ以上は劣化しないように丁寧に保管するのがベターです。
あとは、付属品や鑑定書がついている古銭は、買取時に一緒に提示するようにしましょう。記念硬貨は付属品も重視されるので、付属品込みだと高音がつくこともあります。
鑑定書は古銭の価値を証明するものなので、一緒に提示すると買取額がアップする可能性が高いです。
そして、最も重要なのが希少性です。素人目には古いお金はどれも価値があるように見えますが、専門家からみるとそれほど価値がない古銭も多いものです。
古いお金でも、大量に鋳造されて全国に行き渡っているものは価値が低いものが多いですし、逆に地方にしか出回らなかったものは偽造銭でも価値が高いことがあります。
また、大量に造られてあまり価値がないと言われている古銭の中にも、年代や文字の入り方、文字の形状によって価値が変わることもあります。
寛永通宝は約2,000種類ある古銭ですが、数千円〜数万円と買取額には差があります。
売る場所ですが、これは売りたい古銭の強化買取を行っているところがオススメです。例えば明治のお金を中心に集めている業者、江戸時代のお金を集めている業者、金貨を中心に集めている業者、などそれぞれ違いがあります。
集めているということはその種類の古銭の査定技術が高いということなので、優先して選んでみるといいでしょう。ただし、中には安く買い取って儲けようとしている業者もいるので注意しましょう。